6月20日の記念日
世界難民の日
カテゴリ
由来・理由
1974年6月20日にアフリカ統一機構(OAU)難民条約が施行された「アフリカ難民の日」を起源として、2000年の国連総会決議により6月20日が「世界難民の日(World Refugee Day)」として制定された。紛争や迫害から逃れることを余儀なくされた人々の勇気を称える国際デー。
雑学・小話
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の発表によると、2022年末時点で世界の強制避難民は1億840万人を超え、過去最多を更新し続けている。その多くはシリア・アフガニスタン・ウクライナ・南スーダンなどの紛争地域から逃れた人々だ。日本でも毎年「世界難民の日」に東京タワーや東京スカイツリーなどをUNHCRのシンボルカラー「ブルー」でライトアップし、難民問題への関心を高める啓発活動が行われている。難民とは「人種・宗教・国籍・特定の社会集団への所属・政治的意見を理由に迫害を受ける恐れがあり、出身国の外にいる者」と1951年の難民条約に定義されている。日本は1981年に難民条約を批准しており、難民認定・支援の制度整備が続けられているが、受け入れ数は国際比較において依然少ないのが現状だ。この日は難民の「勇気・強さ・決意」を称えるとともに、解決策を模索し続ける国際社会全体の連帯を象徴する。
社会・国際の記念日が問うもの
社会・国際の記念日は、遠く感じられがちな世界の課題を、身近なものとして考え直すきっかけになります。国際協力や人権擁護といったテーマは、一人の力では大きく動かせないように思えますが、記念日を通じて多くの人が同じ日に思いを寄せることで、確かなうねりが生まれます。由来をたどると、歴史の転換点となった出来事に行き着くことも少なくありません。月の満ち欠けが世界共通の自然現象であるように、こうした記念日もまた、国や文化を超えて人々をゆるやかにつなげています。