8月14日の記念日
専売特許の日
カテゴリ
由来・理由
1885年(明治18年)8月14日、日本で初めての専売特許(現在の特許)が交付されたことにちなむ。同年7月に公布された「専売特許条例」に基づくもので、記念すべき特許第1号は堀田瑞松による「堀田錆止塗料及ビ其塗法(さび止め塗料とその塗り方)」だった。
雑学・小話
特許とは、新しい発明をした人に一定期間その発明を独占的に使う権利を与え、技術の公開と引き換えに発明を保護する制度だ。近代国家が産業を発展させるうえで欠かせない仕組みで、明治政府も西洋にならっていち早く制度を整えた。専売特許の日は、その第一歩が記された日にあたる。 特許第1号を取得した堀田瑞松は、彫刻家・漆工であり発明家でもあった人物だ。彼が考案した漆を主成分とする錆止め塗料は、金属を錆から守る優れた性能を持ち、日本海軍やロシア海軍の軍艦、アメリカのガス会社のタンクなどにも採用された。日本初の「世界に通用する発明」とも評価されている。 この日には堀田の塗料を含め8件の特許が同時に認められた。以来、日本では数えきれない発明が特許として登録され、産業と暮らしを豊かにしてきた。身の回りの便利な製品の多くが、誰かの工夫とそれを守る仕組みの上に成り立っていることに気づかせてくれる記念日だ。
社会・国際の記念日について
社会・国際に関する記念日は、平和・人権・教育・福祉・国際協力といった、よりよい社会を築くためのテーマを掲げています。国連をはじめとする国際機関が定めた世界規模の記念日も多く、世界中の人々が同じ日に同じ課題へ思いを寄せる機会となっています。日付は、歴史的な宣言や条約の採択日、象徴的な出来事にちなんで決められることがほとんどです。こうした記念日は、ふだんは遠く感じられる社会の課題を、自分ごととして考えるきっかけを与えてくれます。一人ひとりの小さな関心や行動が集まることで、社会は少しずつ変わっていきます。月が満ち欠けを繰り返しながら確かに巡るように、地道な歩みの積み重ねが、やがて大きな変化を生み出していくのです。
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