6月1日の記念日
チューインガムの日
カテゴリ
食べ物・飲み物制定:日本チューインガム協会(1994年)
由来・理由
平安時代の宮廷行事「歯固め(はかため)」に由来する。正月と6月1日(旧暦)に鏡餅や大根・押し鮎など固い食べ物を噛んで長寿と健康を祈るこの風習にちなみ、日本チューインガム協会が1994年(平成6年)に制定。「噛む」ことの大切さを再認識する記念日として日本記念日協会が認定している。
雑学・小話
「歯固め」の「歯(は)」は古語で「齢(よわい)=年齢」を意味し、歯を丈夫にすることが長寿につながるという考えが背景にある。宮中では元日から三が日にかけて天皇に鏡餅・大根・押し鮎・橘や鹿・猪の肉などを盛った膳が供えられており、この様子は『源氏物語』や『枕草子』にも記されている。6月1日は「氷の朔日(こおりのついたち)」とも呼ばれ、正月に供えた鏡餅を保存しておき歯固めとして食べる風習があったとされる。日本にチューインガムが初めて輸入されたのは1916年(大正5年)で、1928年(昭和3年)には国内での製造販売が始まった。その後ガム市場は急成長し、1980〜90年代には機能性ガム(眠気防止・口臭ケア・歯を白くするガムなど)が次々と登場した。現代の歯科学では「よく噛む」ことが唾液分泌の促進・消化促進・脳の活性化・集中力の向上などに寄与すると示されており、スポーツ選手がガムを噛みながらプレーする姿もその効果を期待してのことだとされる。ガムはチューイング(咀嚼)という行為そのものを楽しむ珍しい菓子カテゴリーで、古来の「歯固め」という儀礼が形を変えて現代に生き続けているともいえる。日本チューインガム協会はこの記念日に合わせて、噛むことの大切さを伝える啓発動画をデジタルサイネージで放映するなど、咀嚼の意義とガムのマナー向上を訴える活動を行っている。
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