8月6日の記念日
ハムの日
カテゴリ
由来・理由
「ハ(8)ム(6)」の語呂合わせにちなみ、ハム・ソーセージ・ベーコンなどの食肉加工品メーカーで構成される日本ハム・ソーセージ工業協同組合が制定した。食肉加工品のおいしさと栄養価を広く知ってもらうことを目的としている。
雑学・小話
ハムはもともと豚のもも肉を意味する英語「ham」に由来し、塩漬けや燻製によって肉を長期保存するために生まれた加工法だ。冷蔵技術がなかった時代、塩と煙の力で肉を腐敗から守る知恵は世界各地で発達し、ヨーロッパでは生ハム、ドイツではソーセージ文化として花開いた。 日本にハムが本格的に伝わったのは幕末から明治初期にかけてで、横浜や神戸の外国人居留地を通じて製法が広まった。長崎には日本人による製造の草分けとされる記録が残り、その後、鎌倉ハムをはじめとする国産メーカーが各地で生まれた。当初は高級な舶来食材だったが、戦後の食生活の洋風化とともに食卓に定着し、お弁当やサンドイッチに欠かせない存在となった。 ひとくちにハムといってもロースハム・ボンレスハム・生ハム・プレスハムなど種類は豊富で、使う部位や製法によって風味が大きく変わる。近年は減塩タイプや無添加志向の商品も増え、健康面への配慮も進んでいる。手軽にたんぱく質を補える食材として、夏場の食欲が落ちる時期にも重宝される。
食べ物・飲み物の記念日について
食にまつわる記念日は、日本でもっとも数が多いジャンルのひとつです。語呂合わせで日付が決められたもの(たとえば「11(いい)」や「29(にく)」など)、旬の食材が出回る季節に合わせたもの、業界団体が消費拡大を願って制定したものなど、その成り立ちはさまざまです。背景には、その食材や料理がたどってきた歴史、産地の人々の思い、そして食文化を次の世代へ伝えたいという願いが込められています。記念日をきっかけにいつもの食卓を少し見直してみると、何気なく口にしているものの奥深さに気づくはずです。旬を意識して食材を選ぶことは、月のリズムに合わせた暮らしと同じように、自然の巡りと自分の体を結び直す小さな実践でもあります。