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1011日の記念日

一草忌

カテゴリ

文化・芸術

由来・理由

1940年(昭和15年)10月11日、五・七・五の定型にとらわれない自由律俳句で知られる俳人・種田山頭火が、終焉の地となった愛媛県松山市の庵「一草庵」で57歳で脳出血のため逝去した。その庵の名にちなみ、忌日は「一草忌」と呼ばれる。

雑学・小話

種田山頭火は五・七・五の定型や季語にとらわれない自由律俳句を確立した俳人の一人とされ、「分け入っても分け入っても青い山」などの句で知られる。若くして家業の破産や離婚といった苦難を経験し、出家得度したのちは僧衣に網代笠、鉄鉢を携えて各地を歩き続ける「行乞(ぎょうこつ)」の旅を続けたという。生涯でおよそ8万句を詠んだとも伝えられ、代表的な句をまとめた句集『草木塔』は今も多くの読者に親しまれている。旅先での句作や心情を記した日記も多く残されており、破天荒でありながら求道的な生き方が今なお読者を惹きつけているとされる。終焉の地となった一草庵は松山市内に現存し、句碑とともに保存されているという。命日にあたる10月11日前後には、ゆかりの地でしのぶ会が開かれることもあるとされる。

文化・芸術の記念日について

文化・芸術に関する記念日は、音楽・文学・美術・伝統芸能・映画など、人の心を豊かにする営みを称えるために設けられています。歴史的な作品の発表日や、文化施設の開館日、ある芸術分野の発展に貢献した人物の誕生日などにちなむものが多く、その日付ひとつひとつに物語が宿っています。文化は、長い時間をかけて多くの人の手で受け継がれ、磨かれてきた人類の財産です。記念日を入り口に、ふだんあまり触れない分野の作品に出会ってみると、新しい感性の扉が開くかもしれません。月を眺めて季節の移ろいを感じる感性も、こうした文化への親しみと地続きのもの。日々の暮らしに芸術の彩りを添えることは、心の余白を育てる豊かな習慣です。

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