10月11日の記念日
「リンゴの唄」の日
カテゴリ
由来・理由
1945年(昭和20年)10月11日、終戦からわずか2か月後に封切られた戦後初の劇場用映画『そよかぜ』の挿入歌として、歌手・並木路子が歌った「リンゴの唄」が世に出た。戦後を象徴する大ヒット曲となったことにちなむ記念日とされる。
雑学・小話
「リンゴの唄」は作詞・サトウハチロー、作曲・万城目正による楽曲で、焼け跡の暗い世相のなかで明るく親しみやすいメロディーが多くの人々の心を癒したとされる。撮影は終戦前の1945年春に始まっていたが、空襲による中断を経て終戦後に完成したという経緯があり、戦中戦後をまたいだ数奇な作品としても知られる。戦後歌謡曲のヒット第一号ともいわれ、2007年には「日本の歌百選」にも選ばれた。並木路子は本作でスターとなり、以降も歌手・女優として活躍したとされる。後年には多くの歌手にカバーされ、紅白歌合戦など様々な場でも歌い継がれてきたという。焼け跡から立ち上がる当時の人々の心情を映した一曲として、今なお昭和史を語る上で欠かせない存在とされている。
文化・芸術の記念日について
文化・芸術に関する記念日は、音楽・文学・美術・伝統芸能・映画など、人の心を豊かにする営みを称えるために設けられています。歴史的な作品の発表日や、文化施設の開館日、ある芸術分野の発展に貢献した人物の誕生日などにちなむものが多く、その日付ひとつひとつに物語が宿っています。文化は、長い時間をかけて多くの人の手で受け継がれ、磨かれてきた人類の財産です。記念日を入り口に、ふだんあまり触れない分野の作品に出会ってみると、新しい感性の扉が開くかもしれません。月を眺めて季節の移ろいを感じる感性も、こうした文化への親しみと地続きのもの。日々の暮らしに芸術の彩りを添えることは、心の余白を育てる豊かな習慣です。
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