6月11日の記念日
梅酒の日
カテゴリ
由来・理由
入梅の日(6月11日頃)に梅酒の原料となる青梅の収穫がピークを迎えることと、梅酒を飲んで夏を元気に乗り切ってほしいという思いから、チョーヤ梅酒株式会社が制定。日本記念日協会に認定・登録されている。うるう年のみ入梅が6月10日になるため同日が梅酒の日となる。
雑学・小話
チョーヤ梅酒株式会社は1914年(大正3年)に大阪府羽曳野市で清酒醸造業として創業し、1959年(昭和34年)に梅酒の製造・販売を開始した梅酒メーカーの草分け的存在だ。梅酒は青梅・砂糖・焼酎(またはブランデー)を漬け込んで作る日本の伝統的な果実酒で、家庭でも手軽に作れることから昔から「梅仕事」として毎年6月頃に漬け込む習慣がある。梅の産地として有名な和歌山県・群馬県・山梨県などでは、この時期に梅の直売や梅まつりが開かれにぎわいを見せる。梅酒には疲労回復効果のあるクエン酸、食欲増進や消化を助けるムメフラール(梅特有の成分)などが含まれるとされ、「百薬の長」として親しまれてきた。近年はノンアルコール梅酒や梅シロップ・梅ジュースなど多様な商品展開が進み、アルコールを飲まない人にも梅の恵みを楽しめるよう裾野が広がっている。入梅という季節の節目に、日本の夏を彩る梅の文化を見直す機会となっている。
食べ物にまつわる記念日
食べ物にまつわる記念日は、季節の恵みや作り手の努力を思い出させてくれる存在です。旬の食材が最も美味しくなる時期に合わせて制定されたものもあれば、老舗メーカーが商品の発売日を記念日として登録したものもあり、由来をたどると食文化の変遷が見えてきます。ふだん何気なく選んでいる一皿にも、誰かが積み重ねてきた工夫と歴史が息づいています。旬のものを味わうことは、月の満ち欠けのように巡る季節のリズムに寄り添う暮らし方のひとつでもあります。今日という日の記念日をきっかけに、食卓に少しだけ意識を向けてみませんか。