10月10日の記念日
缶詰の日
カテゴリ
食べ物・飲み物制定:日本缶詰びん詰レトルト食品協会(1987年)
由来・理由
1877年(明治10年)10月10日、北海道開拓使が石狩(現・石狩市)に建てた缶詰工場で、日本で初めて本格的な鮭の缶詰製造が始まったことにちなみ、1987年に日本缶詰協会(現・日本缶詰びん詰レトルト食品協会)が制定した。
雑学・小話
石狩缶詰所ではアメリカから輸入した製缶機械を用いて、石狩川で獲れる鮭を原料とした缶詰づくりが行われたとされる。当時の缶詰は貴重な保存食として軍需や輸出向けに重宝され、その後の食品産業の発展とともに、果物・水産物・畜肉などさまざまな缶詰が全国で作られるようになったという。長期保存が可能で調理の手間もかからない缶詰は、日常の食卓はもちろん、災害時の備蓄品としても重要な役割を担っている。近年はそのまま食べられるおしゃれなデザインの缶詰や、高級食材を使ったプレミアムな缶詰も登場し、贈答用としても人気を集めているとされる。
食べ物・飲み物の記念日について
食にまつわる記念日は、日本でもっとも数が多いジャンルのひとつです。語呂合わせで日付が決められたもの(たとえば「11(いい)」や「29(にく)」など)、旬の食材が出回る季節に合わせたもの、業界団体が消費拡大を願って制定したものなど、その成り立ちはさまざまです。背景には、その食材や料理がたどってきた歴史、産地の人々の思い、そして食文化を次の世代へ伝えたいという願いが込められています。記念日をきっかけにいつもの食卓を少し見直してみると、何気なく口にしているものの奥深さに気づくはずです。旬を意識して食材を選ぶことは、月のリズムに合わせた暮らしと同じように、自然の巡りと自分の体を結び直す小さな実践でもあります。
缶詰石狩北海道保存食語呂合わせ