10月15日の記念日
九州あご文化の日
カテゴリ
由来・理由
九州で行われる「あご」(トビウオ)漁が最盛期を迎える時期であることと、「あ(1)ご(5)」と読む語呂合わせにちなみ、久原本家グループなど4者からなる九州あご文化推進委員会が制定し、日本記念日協会に登録された記念日。
雑学・小話
「あご」はトビウオの九州における呼び名で、飛ぶ際に顎を使うように見えることが名前の由来とされる。焼きあごから取る出汁は上品な甘みとコクが特徴で、博多雑煮をはじめとする九州の郷土料理に欠かせない存在とされる。あご漁は例年お盆過ぎから10月初旬にかけて行われ、水揚げされたトビウオはすぐに炭火で焼き上げて乾燥させ、出汁用の焼きあごに加工されるという。近年はあごだしを使った調味料やスープが全国的にも人気を集め、九州以外の家庭でも親しまれるようになったとされる。同委員会は毎年秋に「あご祭り」などのイベントを開催し、とれたてのあごを炭火焼きで振る舞う催しを通じて食文化の魅力を発信し、次世代への継承にも力を入れているという。
食べ物・飲み物の記念日について
食にまつわる記念日は、日本でもっとも数が多いジャンルのひとつです。語呂合わせで日付が決められたもの(たとえば「11(いい)」や「29(にく)」など)、旬の食材が出回る季節に合わせたもの、業界団体が消費拡大を願って制定したものなど、その成り立ちはさまざまです。背景には、その食材や料理がたどってきた歴史、産地の人々の思い、そして食文化を次の世代へ伝えたいという願いが込められています。記念日をきっかけにいつもの食卓を少し見直してみると、何気なく口にしているものの奥深さに気づくはずです。旬を意識して食材を選ぶことは、月のリズムに合わせた暮らしと同じように、自然の巡りと自分の体を結び直す小さな実践でもあります。
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